カード発行枚数が2,954万枚突破(※2023年9月末)の楽天カード。
今や4人に1人が持っていると言われる王道のクレジットカードです。
楽天市場での利用はもちろん、リアル店舗でもポイントがザクザク貯まる高還元率カードとして不動の地位を築いています。
しかし楽天カードはここ数年、サービスに関する改悪が続いているため、本当にお得なのか、評判が気になる方もいるでしょう。
本記事では楽天カードのリアルな口コミ評判をもとに、メリットややめたほうがいいと言われる理由、向いている人の特徴などを解説していきます。
楽天カードは評判悪い?やめたほうがいいと言われる4つのデメリット
還元率が高くポイントの貯めやすさに定評がある楽天カードですが、一部口コミでは「やめたほうがいい」「評判が悪い」との声があるのも事実です。
その主な理由は以下の4つが挙げられます。
評判の悪い口コミ
・ポイントに関するデメリットが多い
・改悪する可能性が高い
・コンタクトセンターの通話料が有料
・ETCカードに年会費がかかる
【お客様満足度◎】エポスカード
ポイントに関するデメリットが多い
楽天カードは、還元率の高さがウリのはずですが、実はポイントに関するデメリットも少なくありません。
というのも、楽天ポイントがアップするキャンペーンはエントリーが必要なものが多く、エントリーを忘れてしまうケースも多く見られます。
当然、登録していなければポイントアップが適用されません。
キャンペーンの数も多いため、その都度登録するのが面倒に感じることも。一手間惜しまなければ10倍などの還元を得られますが、忙しいと忘れてしまうこともあるでしょう。
また楽天ポイントには通常ポイントと期間限定ポイントがあり、それぞれ有効期限が異なります。通常ポイントの期限は、「最後にポイントを獲得した日から1年間」ですから、定期的に利用していれば、実質無期限です。
しかし期間限定ポイントは、有効期限が短く、使い道にも制限があります。期限を過ぎると失効してしまうため注意が必要です。
もしポイントの有効期限を忘れてしまいそうな方は、楽天ポイントの管理に便利なアプリ「楽天PointClub」の活用がおすすめ。設定メニューから「プッシュ通知を許可」を有効にすれば、ポイント期限が迫った際にお知らせしてくれます。
コールセンターの通話料が有料
クレジットカード会社へ質問や相談がある場合、コールセンターに電話して解決する方も多いでしょう。
コールセンターはフリーダイヤルであることが多く、通話料は無料です。
しかし、楽天カードのコールセンター「楽天コンタクトセンター」は、通話料が有料です。
かけ放題プランの加入者ではない場合、通話料を気にして電話しなければなりません。
ただし、楽天ブラックカード、楽天プレミアムカード、楽天ゴールドカードをお持ちの方は専用デスクがあるので、通話料が無料です。
さらに、自動音声ダイヤルも通話料がかかりません。
また「カードの紛失・盗難専用ダイヤル」は通話料無料で利用できます。
コールセンターが繋がらない
私が楽天カードを使わなくなった一番の理由はカスタマーサポートへの不満です。
とにかく待たされます。
仕事や学校の小休憩に電話しようとすると平気で30分以上待たされます。
その点、楽天ブラックカード、楽天プレミアムカード、楽天ゴールドカードをお持ちの方は専用デスクがあるのでストレスなく通話が可能です。
改悪する可能性が高い
楽天カードが懸念される理由には、楽天経済圏の改悪が関係しています。
特に楽天の強みであるSPU(スーパーポイントアッププログラム)の改定が止まりません。
・2020年楽天モバイルのSPU還元率が+2倍から+1倍に改定
・2020年12月楽天カード超かんたん保険月払いがSPU対象外へ
・2021年2月楽天TVパ・リーグ SpecialはSPU対象外へ
・2021年4月楽天ゴールドカードのSPU+4倍から+2倍に改定
・2021年6月楽天でんきがSPUの対象外へ
・2021年11月楽天ビューティーのSPU倍率が+0.5倍に引き下げ
・2022年3月楽天の保険がSPU対象外へ
・2022年4月楽天証券のSPUが+1倍から+0.5倍に引き下げ
・2022年7月楽天銀行+楽天カードのSPUが+1倍から+0.5倍に引き下げ
・2023年2月楽天ブックスと楽天koboのSPU付与上限を引き下げ
・2023年8月楽天カードが利用獲得ポイント計算方法を改定
・2023年12月楽天プレミアムカードの獲得ポイントのルールが変更
上記は一部であり、SPU以外の楽天サービスでも改悪されています。
特に大きな影響がある改悪は、2023年8月に発表された楽天カードの「利用獲得ポイント計算方法の改定」です。
楽天カードはこれまで月の利用額合計に対して100円=1ポイントで付与されていました。しかし、2023年11月の請求分からは1回の利用額ごとに100円=1ポイントが付与される計算に変更されました。
利用額合計で付与される場合は、99円以下の買い物であっても合算されるため、ポイントの取りこぼしがありませんでした。しかしそれが変更となり、99円以下は毎回切り捨てられることになります。
楽天ポイントを貯めている方にとって衝撃的な改悪と言われました。
とはいえ改悪されているのは楽天経済圏だけではありません。よく比較されるPayPay経済圏も改悪傾向にあります。
楽天ポイントはリアル店舗の加盟店が増え、楽天経済圏ではない方にも浸透しつつあります。
楽天カードで支払えば楽天ポイントカードとポイントを2重取りできるなど、メリットの多いカードです。
なんだかんだ言っても楽天経済圏を主とした楽天カードを利用するのはお得でしかありません。
改悪が続いていますが、「だから楽天カードを利用しない」という状況までは至っていないのが現状でしょう。
ETCカードに年会費がかかる
楽天カードでETCカードを追加する場合、年会費として550円(税込)かかります。
ETCカードの年会費が無料のクレジットカードはたくさんありますので、維持費がかかるのはデメリットと言えるでしょう。
エポスカードならETCも年会費永年無料!
楽天カードは不正利用が多く危ないという評判の真相
楽天カードについて「不正利用」といったネガティブな言葉を目にすることもあります。
このような情報を見て、「楽天カード=不正利用が多い」と不安に感じる方もいるでしょう。
しかし実際には、そのような事実はありません。
どのようなクレジットカードでも不正利用のリスクは一定数あり、楽天カードが特に危ないということではないのです。
楽天カードは会員数が多いため、フィッシング詐欺に利用されることがあります。フィッシングメールとは、送信者を詐称した電子メールのことです。
楽天カードを名乗り、カード会員の情報を聞き出す手口が報告されています。
フィッシング詐欺は楽天だけではなく、Amazonやクロネコヤマトなども被害に遭い、注意喚起されています。
このような詐欺では会員数が多い企業を狙うため、いつどこで被害に遭うかわかりません。
私たち利用者も騙されないよう、安易にカード情報を入力しない意識を持つことが大切です。
楽天カード不正利用防止の取り組みについて
楽天カードはカード番号の悪用、盗難カードや偽造カードの不正使用を未然に防止するために「不正感知システム」を強化しています。
カードの取引ごとに不審な点がないか24時間365日の監視体制でモニタリングしているため、万が一不正利用があっても早期発見できます。
不正を検知するとメールでお知らせが届きますので、利用者もすぐに対処することが可能です。不正利用された場合、利用者に落ち度がなければ返金されます。
ただし、「カードの裏面に署名がない」「カードを他人に預けた」という場合は、利用者に落ち度があると判断されるため注意しましょう。
楽天カードの口コミ評判からわかるメリット!楽天経済圏の方は必須カード
ここまで楽天カードのデメリットついて解説してきましたが、メリットもございます。
メリット
・楽天市場の買い物でポイント還元率が大幅アップ
・楽天ポイントカードとクレカでポイント2重取り
・楽天カード×楽天ペイの組み合わせでポイントアップ
楽天カードを利用する最大のメリットは、楽天経済圏で楽天ポイントがザクザク貯まることです。
楽天市場での買い物ではポイント3倍、リアル店舗(加盟店)で買い物する際は、楽天カードと楽天ポイントカードのポイントを2重で獲得できます。
獲得方法も楽天カードの裏面にあるバーコードを提示するだけ。その後、楽天カードで支払えば、ダブルでポイントをゲットできます。
楽天経済圏との相性を考えると、楽天カードに勝るものはありません。
楽天カードが向いている人・向かない人の特徴
楽天カードが向いているのは、楽天市場や楽天銀行など楽天サービスを利用している人です。
上述したように楽天カードは楽天経済圏でポイントがアップします。
また全国78万か所以上で使える楽天Edyを利用している人も、楽天カードがおすすめです。
Edy機能付き楽天カードがあれば、オートチャージできますから残高不足を気にする必要がありません。
一方で、PayPay経済圏、au経済圏、イオン経済圏の人は、楽天カードがベストとは言えません。
それぞれの経済圏でポイント還元率がアップするカードを選ぶべきです。
ただし、他の経済圏を利用しつつ楽天も利用する……というユーザーであれば、楽天カードと使い分けるとお得です。
楽天カードは年会費無料ですから、楽天サービスをひとつでも利用していれば、持っていて損はないでしょう。
楽天カードの申し込みから利用までの流れ
楽天カードはスマホやパソコンから24時間、365日申し込みできます。以下で、発行までの流れを確認しましょう。
1.申し込むカードを決めて公式サイトにアクセス
2.希望カードの申し込み画面に進み、必要事項を入力する
3.審査
4.本人確認の電話(省略される場合もある)
5.審査結果がメールで届く
6.カードが発行される
7.自宅にカードが届く
申し込みからカードが届くまでの期間は、1週間〜10日ほどです。申し込み事項の入力は5分程度で終わります。また審査もその日のうちに届くため、お急ぎの方にも安心です。
本人確認の電話は省略されることがありますので、必ずかかってくるわけではありません。仮に仕事などで電話に出られなくても、掛け直せば問題ありません。
申し込みに必要な書類はなく、以下の3つがあれば申し込み可能です。
・本人確認書類(免許証・マイナンバーカード・パスポート等)
・楽天会員アカウント
・口座振替用の銀行口座
印鑑や書類提出は必要ありません。
審査通過後は、WEBページからいつでもカード配送状況を確認できます。
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まとめ
ここ数年改悪が続く楽天カードですが、デメリットもある中、メリットも目立つカードとなっています。
特に楽天経済圏を利用する方にとっては必須のカードでしょう。
最近はリアル店舗の加盟店が増加し、街で楽天カードの提示を求められる機会も増えています。
楽天ポイントを効率よく貯めるなら、楽天カードを持っていて損はありませんからこれを機に作っておくのもおすすめです。
楽天カードには一般カードからプレミアカードまでさまざまな種類がありますので、状況や目的に合わせて最適なものを選びましょう。