FXが怖いと言われる理由！怖いと感じやすい人の特徴と対策を紹介

「FXには怖いイメージがあるけど実際どうなんだろう…」
「FXのリスクって何がある？」
といった疑問をもっていませんか？

FXについて調べると「失敗して借金した」「一瞬で数百万円も損してしまった」など、怖い口コミを見た人も多いでしょう。
実際に大損したFXトレーダーもいますが、FXを過剰に怖がる必要はありません。今回は、

・FXが怖いといわれる理由
・怖がりやすい人の特徴
・怖くなる前にやるべき対策

について、それぞれ解説します。
FXトレードのリスクを正しく理解して、FXへの恐怖心をなくしていきましょう。

【借金地獄？】FXで人生が終わった人は本当にいる？

FXトレードで多額の借金を負ってしまった人は一定数います。
実際に数千万円単位の借金をしたり、多重債務者になったりする人がいるのも事実です。
FXが原因で離婚した例も見られ、中には「人生終わった…」と嘆く声もあります。

しかし、FXは一概に、人生を一変させてしまう大きなリスクしかないわけではありません。
FXのリスクを正しく理解しておけば、損失を受けるリスクを最小限に抑えたうえで利益を狙うことができます。
FXを怖いと思い込み過ぎず、特徴や注意点を押さえたうえでFXトレードを始めましょう。

FXが怖いといわれる理由

FXが怖いといわれる理由は、以下の3つです。

1.一瞬の判断ミスで大損するリスクがある
2.初心者は利益を得るのが難しい
3.借金するほどのめりこむ人がいる

怖いといわれる理由をそれぞれ見ていきましょう。

1.一瞬の判断ミスで大損するリスクがある

FXを怖がる人が多い理由に、一瞬の判断ミスで大損するリスクがあることが挙げられます。
一瞬で数万円から数十万円が動くことに恐怖を覚える人もいるでしょう。
FXは、レバレッジをかけて自己資金の数倍から数千倍の取引ができるため、一回のトレードで大きな損失を受ける可能性があることも怖さの要因だといえます。

また、トレード中に一定水準以上の損失を受けると、それ以上の損失を防止するために強制ロスカットが実行されるケースもあります。
強制ロスカットが実行されると、その時点で損失が確定してしまうため、証拠金の残額を確認しながらFXトレードをしましょう。

2.初心者は利益を得るのが難しい

FX初心者は利益を得ることが難しいといわれています。
過去のチャートから今後の値動きを予測しながら、適したエントリータイミングを見極めるには、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析が必要です。
また、要人の発言や経済指標による値動きに巻き込まれると、大きな損失を受けてしまうケースもあるでしょう。
大きな損失を受けることなく、利益を狙うためには、FXに関する基礎知識を正しく身に付けておくことが大切です。 FXトレードでは実践経験も必要になるので、勉強とあわせてデモトレードなども活用してみるのがおすすめです。

関連記事：FXとは？初心者でもわかるFXの基礎知識を徹底解説＞＞

3.借金するほどのめりこむ人がいる

FXトレーダーの中には、1,000万円以上の借金をして離婚や自己破産を考えたり、借金を重ね過ぎて返済が滞ったりするほどFXにのめり込む人もいます。
ただし、FXのために借金する人はほんの一部で、これほどの損失を抱えることは基本的にありません。
借金や自己破産といった印象の強い言葉に恐怖を感じる人もいますが、FXのリスクを正しく押さえておけば、FXに対する恐怖心を和らげることができるでしょう。

FXが怖いと感じやすい人の特徴

FXが怖いと感じやすい人の特徴は、以下の3つです。

1.全てのトレードで利益を出そうとしている
2.損切りラインを決めていない
3.FXに生活資金を使っている

1.全てのトレードで利益を出そうとしている

FXで利益を狙うには、トレード全体の収支がプラスになる状態を目指すことが大切です。
FX経験が長い人でも、全てのトレードで利益を出し続けることはできません。

しかし、FXで失敗して怖いと感じる人の多くは、全てのトレードで利益を狙ってしまいがちです。
全てのトレードで利益を得ようとすると、負けたくない焦りから冷静なトレードができなくなってしまいます。
一回のトレードで損をしても全体で取り返せれば利益を出せるので、損切りを活用しながら効率的にトレードしていくことが大切です。

2.損切りラインを決めていない

あらかじめ損切りラインを決めていない人は、感覚だけでトレードを進めてしまう傾向があります。
特に、FXトレードで損しそうなときは、焦りや不安から冷静に判断できなくなってしまいます。
感情的なトレードをすると、普段はしないタイミングで注文し、さらなる損失を招いてしまうので注意が必要です。
含み損を抱えてた状況でも冷静に取引ができるよう、エントリー前から損切りラインを決めておきましょう。

3.FXに生活資金を使っている

FXが怖いと感じる原因には、生活資金を使ってトレードしていることも挙げられます。
FXトレードの精神的な負担を抑えるには、生活資金以外の余剰資金で取引することが大切です。
生活資金でFXトレードをして、損をすると生活が成り立たなくなる恐怖心が芽生えてしまいます。
FXで生計を立てている専業トレーダーであれば話は別ですが、できるだけ失っても生活に支障がでない資金を準備したうえでFXを楽しみましょう。

初心者が思うほどFXは怖くない

FXトレードでは、借金や破産といった人生が狂うほどの失敗例がありますが、これらはあくまでも一例です。

FXに恐怖を感じている初心者の方も正しい知識とトレードのコツを押さえれば、生活が困窮するほどの損失を出す心配はほとんどなく、利益を得ることも可能です。

大きな損失を抱えないためにも、FXトレードのリスクを最小限に抑えられる対策を確認しておきましょう。

FXが怖くならないための対策

FXが怖くならないための対策は、以下の5つです。

1.FXトレード専用の資金を準備する
2.無理のないレバレッジでトレードする
3.損切りラインを決めておく
4.相場が読めないときはトレードを避ける
5.適度に休む

1.FXトレード専用の資金を準備する

FXトレードだけに使える資金を準備すると、トレードの判断に余計な感情が入りにくくなります。
生活資金と投資資金を混ぜてトレードすると、生活ができなくなる不安から損切りができなかったり、利確を急いだりするケースもあるでしょう。

また、生活費のために多くの利益を得たいという欲が出て、リスクの高いトレードをしてしまう可能性もあります。
そのような状況にならないためにも、万が一なくなっても生活に支障のないFXトレード専用の資金を準備しましょう。

2.無理のないレバレッジでトレードする

初心者が慣れないレバレッジでトレードすることは、大損するリスクを高めてしまいます。
高レバレッジでのトレードが原因で、強制ロスカットを受けたり、借金したりするとFXにトラウマをもつことになりかねません。

まずは無理のない低レバレッジから始め、判断力やスキルに自信が付くようにデモトレードをしながらFXに慣れていくようにしましょう。
なお、高いレバレッジでの取引には、少額からトレードできるメリットがあります。

3.損切りラインを決めておく

FXトレードで含み損を抱えたタイミングで適切な損切りができれば、大きな損失を受けるリスクを低減できます。
大損するリスクを避けるためには、あらかじめ損切りラインを決めておくことが大切です。
損切りラインを決めておくと、損失が発生したときでも冷静に判断しやすくなるため、それ以上の損失を防止することができるでしょう。

4.相場が読めないときのトレードを避ける

FXでは相場が急変し、トレンドを読みにくくなることがあります。
利益を狙って無理にトレードをすれば、急激な値動きに巻き込まれて、大きな損失を受けてしまうこともあるでしょう。
価格の動きが読みにくいときは、相場が落ち着くまでトレードを見送るのも手段の一つです。
FXトレードをする際は、相場の値動きを予測したうえでエントリーするように心がけましょう。

5.適度に休む

FXトレードをしている中で疲れを感じたら、トレードを続けずに身体を休めることを優先させましょう。
疲弊した状態でのトレードは、冷静な判断ができないケースが多く、思わぬ損失につながる可能性があります。
FXトレードによる疲労をためないためにも、取引時間を決めたり、ポジションを解消したりなど心身を少しでも休められる工夫を取り入れましょう。